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HANSS acoustics　T-30

T-30の主な特長

アナログプレーヤーにとって最も重要視されている構造の１つには如何にしてプラッター（ターンテーブル）を滑らかに回転させ、外部からのノイズや振動を制御し、音質への悪影響を与えない事だと言われています。Hanss Acousticsはこれらの要因を克服するにあたり、価格からは想像できない程の精密で贅沢な技術を投入してきました。
■プラッター
アナログプレーヤー（ターンテーブル）にとって最も重要視される構造の一つはプラッターを如何に滑らかに回転させる構造か、といわれています。 T-30は厚さ86mm、重量10Kgという超弩級のソリッドCNCアルミニウム加工によるブラックアノダイザー仕上げのプラッターを搭載し、これによりあらゆる外部からの共振を最小限に、また本体から伝送されるノイズ、振動等を低減し、ターンテーブルの慣性質量を最大限に生かす構造です。
■ベアリング及び軸受け
重さ10Kgの超弩級のターンテーブルをスムーズに回転させるために、Magnetic Suspention Low Friction Bearing with Stenless Steel Ballを取り入れています。プラッターをうけるシャフトの下部と軸受けの上部に強力なマグネットを使用することで、軸受け部のフリクションロスが少なくなり、掛かる負担を軽減できます。また、スピンドル部には軽量、高剛性のセラミック素材を採用。これにより重量10Kgのプラッターを滑らかにかつ安定した回転をさせる構造としています。
■シャーシ及び3点サスペンション構造
振動に弱いアナログプレーヤーにとって、その対策は最大の課題の1つです。 T-30のシャーシは本体からの振動及び外部からの共振を防ぐために、ブラッシュアノダイザー仕上げのアルミニウム板（10mm/5mm/10mm厚の３枚）とアクリル板（20mm厚2枚）を交互に5層に積層した重量19Kgのサンドイッチ構造。 また、このシャーシ及びプラッターを支えるために、アルミ削り出し３点支持構造のMagnetic Suspension Adjustable Feetを使用しています。
その構造はベアリング形状の半球型接地部とソリッド製アルミケースから成り立っており、ベアリングのズレを防ぐ為に中心にセラミック製のガイド用シャフトを取り付け、ベアリング本体とケースをマグネットによってフローティングさせるという特殊構造を採用しています。 このMagnetic Suspension Adjustable Feetを3点支持で使用することで、外部共振及びターンテーブルの回転振動を減衰する特殊な設計になっています。
■モーター
モーターは、ターンテーブルから伝わる振動を嫌ってスタンドアローン（独立型）のカスタムメイド・ACシンクロナス・モーターを、10Kgという重量級のプラッターを回転させるために左右1基、それぞれ３本のシリコンベルトで駆動する方式を採用しています。 モーター本体は欧州製のカスタムメイドでシャフト部はセラミック製となっており、これをオリジナルのアルミケースに封入。回転振動による影響を低減させます。 また、ベルトをシリコン製計6本を使用することで、ターンテーブルの共鳴を制御しています。
■スピードコントロール
T-30にはモーターへの電源供給／スピードコントロールを兼ね備えたSC-30コントローラーを付属。主電源のON／OFF、33／45回転の切替やそれぞれのスピードの微調整が可能です。 回転数の測定には独自の「G.R.S」（Generate Rotate, Synchronize）システムを採用。 光学式の測定方式と液晶によるデジタル表示により、精度の高い回転数の測定が可能です。 また、G.R.S.システムの電源をあえてバッテリー駆動とし、クリーンな電源を使用することでシステム自体の精度を高めています。

T-30の主な仕様

駆動方式 シリコンベルトドライブ片側3本・計6本
回転数 33.333/45.555　回転スイッチ切替
電源 AC100V　50/60Hz
重量 プラッター10Kg / ベアリング0.5Kg / モーター（大）4.5Kg / モーター（小）4Kg /
シャーシ19Kg/ SC-30コントローラー4K
付属品 ・ストロボスコープ
・ディスクスタビライザー
・ターンテーブルシート（コルク製）
トーンアーム別売